木は生きています。
住まいとなってからも風を感じ、太陽をあび、呼吸している。
だから、強いけれどしなやか、涼しいけれど温かい。
木に触れるとホッとするのは、そのためです。
やさしい風合いと手触りを持った木の手すり、素足に心地よい無垢の床や藺草の畳…。触れるものすべてが住む人の心を癒し、穏やかな気持ちにしてくれます。“洗練”のなかに、どこか懐かしい空気が流れる。それが“自然”に抱かれるということなのです。

木はコンクリートや鉄に比べ熱が伝わりにくいため、室内の温度を一定に保つ働きをします。つまり外の暑さ寒さを防ぎ、冷暖房効果を高めてくれるわけです。また木が呼吸することで湿度を調整、四季折々に快適な住空間をつくりだします。
前のページへ トップページへ 次のページへ